~ 自転車の保険 ~ 「セコム」の自転車の保険
セコムは、警備・防犯などのセキュリティサービスの会社としては日本で最も有名な会社ですね。
セコムは実は保険の販売も行っています。
その目玉の一つとして、自転車保険もありました。
セコムは業界で最初に自転車総合保険を扱った会社で、1974年にバイコロジー保険という名称で、自転車に特化した保険を販売開始しました。
以降、セコムは自転車保険の第一人者として認知され、自転車搭乗者の安全と保障に力を注いでいました。
しかし近年では、このバイコロジー保険は学校や企業といった団体に特化した保険となっているらしく、個人で申し込む際には、代理店などでは扱って貰えないという事になっているようです。
ただ、自動車保険の特約として、バイコロジー特約を取り扱っています。
セコムの自動車保険はNEWセコム安心マイカー保険という名称で、補償の範囲を広げる為の様々な特約が設けられているのが特徴です。
その特約の一つに、自転車事故に関するバイコロジー特約が存在します。
内容は、主な運転者及びその家族が自転車登場中に事故を起こした場合の対人賠償、対物賠償、自身の傷害に関して補償するというもので、おまけ的な感じはなく、しっかりした自転車保険と同等の内容となっています。
更に、借用自転車でも適用されるというところがポイントです。
これによって、レンタルサイクルでの事故に関しても、保険金が下りるという事になりますから。
近年、ロードバイクや電動自転車の利用者が飛躍的に増えている中、自転車事故も増加しているのですが、自転車保険単体での運用は難しいらしく、このような特約という形での補償が増えています。
セコムもその中の一つ、という事ですね。
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自転車を利用する際に、最も損害の可能性が高いのはなんだと思いますか?
事故でしょうか?
いいえ、正解は「盗難」です。
自動車と違って、安易に鍵を掛けずに放置する人が多い、軽量なので鍵が掛かっていても簡単に運べる・・・などがその理由です。
盗難の被害数はとても多く、自動車の比ではありません。
そんな事情もあって「自転車保険」は盗難保険の需要がかなり高くなっています。
しかし残念ながら、自転車の盗難保険はあまり充実していません。
盗難件数があまりに多いので、保険会社が運用しきれない・・・というのが最大の理由です。
メーカーによっては盗難補償がある場合もあるものの、全額補填ではなく、購入代金の~%で新たに購入ができる、という形の補償が一般的です。
おまけに途中加入はできない、一定期間が経過すると保険が切れる、パーツ単体の破損には対応できないなど、融通の利かない点が多いです。
そこで、利用をお勧めしたいのは火災保険の盗難補償です。
火災保険には、家財の盗難補償が付いています。
これは自転車の盗難補償も含まれる場合があるのです。
火災保険は、住宅を購入する人に関しては強制加入となっています。
だからマイホームを持っている、イコール自転車の盗難補償もついている、と解釈して良いでしょう。
自転車の盗難被害にあってしまった場合は簡単にあきらめずに、自分や家族の加入している保険を見直してみましょう。
自転車盗難の補償が付いているかもしれません。
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