~ 防塵マスクについての関連記事 ~ 世界的な大気汚染
2008年3月北京オリンピックの際に、マラソンの世界記録保持者であるエチオピアの選手が、大気汚染を理由に出場回避の意向を発表しました。
この発言は改めて中国の大気汚染に対する諸外国の不安を浮き彫りにした形となりました。
中国の大気汚染は中国国内だけにはとどまらず、偏西風に乗って汚染物質は日本にもやってきます。
このため西日本では、光化学スモッグの発生が増えたという報告がなされています。
燃料に石炭を多く使用しているため、中国では地球温暖化を促す温室効果ガスの排出量の多さも問題となっています。
経済成長著しい中国の環境問題はもはや世界に影響を及ぼすものとなっているのです。
また、メキシコのメキシコシティやネパールのカトマンズの空気の悪さも大きな問題となっており、車の排気ガスなどでカトマンズでは防塵マスクを着用しての観光客の姿も見られるようになりました。
これは、地理的な要素も加わっており、高地のため充分に燃焼せずに光化学スモッグを引き起こしてしまうのです。
大気汚染が深刻な地域へ旅行する際には、特に喘息など持病を持っている人は防塵マスクなどを携帯して万全を期すように心がけなければいけません。
外国へ行く前には、事前にしっかりと当地の情報を集めるようにしてください。
しかし、大気汚染が減少した日本でも都市部では、ジョギングで排気ガスを吸って逆に体を壊してしまう危険性も報告されています。
大気汚染は世界的な問題であるということを忘れないでください。
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「大気汚染防止法」というのがあります。
そこで「粉じん」と称されているものは、具体的には”物の破砕や選別、たい積により発生したり、飛散する物質”のことを指します。
「粉じん」には、「特定粉じん」と「一般粉じん」があります。
「特定粉じん」は石綿(アスベスト)その他の、人の健康に被害を生ずるおそれがある物質のことです(現在は石綿を規定)。
「一般粉じん」は上記以外の粉じんのことを指します。
「特定粉じん」や「一般粉じん」を発生させてしまう施設を作る場合にはさまざまな条件が伴います。
「大気汚染防止法」によって届出、法律に決められた基準遵守、立ち入り検査など、厳しい規制がもうけられているのです。
また、「労働安全法」の問題もあります。
「労働安全法」では、仕事に伴う危険を防止する責任について定められています。
ガス、粉じん、音、振動、排気や廃液などで労働者の健康が損なわないよう、防止措置をとる義務があるのです。
また「じん肺法」では、粉じん作業に従事する労働者に対して、事業者は定期的な「健康診断」を行うことを義務付けています。
「じん肺」とは、粉じんの吸入によって肺に生じた疾病のことを指します。
ここまで読んでおわかりのように「粉じん」は労働者の健康を害するものと認識され、様々な法律で規制されています。
「粉じん作業」とは、土砂や岩石の積み下ろし、また掘削、坑内での作業、金属の溶接などのことです。
溶接作業で溶接棒が熱でとけて細かい粒子となって空気中に舞うものは粉じんとは認識されません。
そのためにも事業者はまず、労働者が粉じんを吸入してしまわないような対策を考える必要があります。
あらゆる環境改善を試みる義務があります。
散水、排気装置、除じん装置などを用いて、粉じんを少なくするなどです。
そして、そこまでしても十分とは言えない場合、防塵マスクを着用することがとても重要です。
防塵マスクは正しく装着しましょう。
それが、体を守ることにつながります。
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