~ 自転車の保険 ~ 「日本興亜損保」の自転車の保険
近頃は自転車保険を単体で扱う会社はかなり減ってきています。
というのは自転車に特化した保険は、大きな事故に発展しない可能性が高いため保険料を抑え目に設定せざるを得ません。
その割に事故件数はかなり多いので、単体では扱い難い保険だからです。
よって、かつては自転車保険を扱っていた会社が、ある時期にそのプランを廃止し、自動車保険や火災保険の特約として扱うといった流れができました。
日本興亜損保もその流れに乗った会社の一つです。
日本興亜損保は以前自転車総合保険を扱っていましたが、2005年の10月にその保険販売を終了しました。
そして、その代わりに、自社の自動車保険「クルマックス」に自転車事故の補償を加えています。
ただ、この日本興亜損保は他とは違い、特約として自転車保険を加えるという形ではなく、自動車保険の基本補償の一つとして組み込んでいます。
よって、特約を付けるという事はないので、保険料は自動車保険のデフォルトのままで自転車保険にも加入できるという事になります。
自動車には乗らず、自転車にのみ乗るという人にとっては、入りにくい保険という印象もあるかと思いますが、家族全員に適用されるので、例えば父親が加入している場合は、その子供にも保険金が下りるので、自動的に自転車保険に入っているという事になりますから、寧ろ加入しやすいと言えるかもしれません。
なお、保険料は使用目的や免許証の色、年齢などによって変動しますので、一定ではありません。
詳しくは会社に見積もりを請求して確認してください。
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自転車を利用する際に、最も損害の可能性が高いのはなんだと思いますか?
事故でしょうか?
いいえ、正解は「盗難」です。
自動車と違って、安易に鍵を掛けずに放置する人が多い、軽量なので鍵が掛かっていても簡単に運べる・・・などがその理由です。
盗難の被害数はとても多く、自動車の比ではありません。
そんな事情もあって「自転車保険」は盗難保険の需要がかなり高くなっています。
しかし残念ながら、自転車の盗難保険はあまり充実していません。
盗難件数があまりに多いので、保険会社が運用しきれない・・・というのが最大の理由です。
メーカーによっては盗難補償がある場合もあるものの、全額補填ではなく、購入代金の~%で新たに購入ができる、という形の補償が一般的です。
おまけに途中加入はできない、一定期間が経過すると保険が切れる、パーツ単体の破損には対応できないなど、融通の利かない点が多いです。
そこで、利用をお勧めしたいのは火災保険の盗難補償です。
火災保険には、家財の盗難補償が付いています。
これは自転車の盗難補償も含まれる場合があるのです。
火災保険は、住宅を購入する人に関しては強制加入となっています。
だからマイホームを持っている、イコール自転車の盗難補償もついている、と解釈して良いでしょう。
自転車の盗難被害にあってしまった場合は簡単にあきらめずに、自分や家族の加入している保険を見直してみましょう。
自転車盗難の補償が付いているかもしれません。
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